LiteSpeed Cache v7.1 が公開されました。
v7.0 にアップデートして上手く使いこなせず、v7.0.0.1 でも不具合は解消できませんでした。
v7.1 で改めて設定した所、最低限の所まで使える状態に出来ましたので、LiteSpeed Cache プラグインに戻しました。
LiteSpeed Cache プラグイン v7.0.0.1の不具合
WordPress で運用している3つのサイトのうち、このサイトのみ LiteSpeed Cache プラグイン v7.0.0.1 にアップデートしてみました。変更箇所が多いので、人柱覚悟のアップデートです。
結果は玉砕。不具合が多発してしまいました。
- UCSS が正常に生成されない。ブログホームで生成しようとしても、別のページの UCSS が生成されて、ブログホームに適用される。その為、表示が大きく乱れる。
- キャッシュが使用できない。Chrome デベロッパーツールで見ると、uncached の状態となり、キャッシュが使用されていない状態となる。
といった具合で、キャッシュも UCSS も使えませんでした。
W3 Total Cache プラグインへ一時的に移行
この状態では、LiteSpeed Cache プラグインを使用する意味はありませんので、仮に別のキャッシュプラグインに移行しました。
複数のキャッシュプラグインを試して、W3 Total Cache プラグインに一時的に移行しました。
一通り設定して、暫く使用してみました。途中で CSS 結合すると表示の乱れがありましたので、CSS Minify のみに変更しました
LiteSpeed Cache v7.1
LiteSpeed Cache v7.1 が2025年4月25日に公開されました。
v7.1 の ChangeLog は以下の通りです。
- 🌱Page Optimize Added allowlist support for CCSS.
- Cloud CCSS results are now generated asynchronously via QUIC.cloud queue services.
- Cloud Added TTL control to QUIC.cloud services to make next requests more flexible.
- Crawler Dropped non-WebP/AVIF crawler if Next Gen Images are being used.
- 🐞Config Fixed an .htaccess generation bug that occurred when reactivating after previous deactivation. (PR#825)
- GUI Improved the QC registration notice banner for online services thanks to user feedback.
- GUI QUIC.cloud management links will be opened in a single dedicated new window to prevent multiple sessions.
- Page Optimization Enhanced URL fetch validation to avoid exposing possible local info.
- Debug Added a Click to copy logs button under
Log View
tab. - CLI Removed a vary warning log in CLI for QC activation process with a customized login cookie.
- CLI Removed a log failure in CLI in QC activation process when no existing admin message.
- Misc Check version only after upgrade to reduce the requests.
- Misc Switched to CyberPanel.sh to detect public IP for dash tool.
バグフィックスも含んでいましたので、W3 Total Cache を無効にして LiteSpeed Cache v7.1 をインストール、使用再開してみました。
LiteSpeed Cache 使用再開した結果
AVIF は使える
WebP の代わりに AVIF を使用するようにしました。こちらは問題なく生成し、各ページの読み込みに使用されています。
Cache は使えるようになった
これまで Cache が使えず、Chrome デベロッパーツール上で uncached の表示が出ていました。その状況は変わらなかったのですが、モバイルをキャッシュを OFF にすると、Cache が全てのページで使えるようになりました。

少なくとも Cache が使えるようになれば、継続して使用する事が出来ます。
UCSS はまだダメなので縮小と結合のみ使用
UCSS の生成は、まだダメです。ブログホームを読み込んでも別のページの UCSS が生成されてしまいます。原因はつかめていません。
こちらについては妥協して、UCSS / CCSS は使わないようにしています。
JavaScript は通常通り最適化し、CSS は縮小化 (Minify) と結合を有効にしています。
PageSpeed Insights の結果
この状態で、PageSpeed Insights の結果は Mobile が80前後、PC が99~100です。この位であれば、LiteSpeed Cache プラグインを使うメリットはあるでしょう。使いながら、不具合を解消できる条件を探してみます。
結び
LiteSpeed Cache v7.1 の公開に合わせて、W3 Total Cache から LiteSpeed Cache プラグインに戻しました。
「モバイルをキャッシュ」を OFF にすると、全てのページが Cache されるようになりました。UCSS の生成は未だ上手くいっていませんが、Cache されていれば PageSpeed Insights の結果もまずまずです。
この状態で継続して使ってみて、不具合の原因を探してみます。
コメント
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